おそらく日本人は最初からターゲットとしていないであろうAsianux OpenEdition 3を試してみる。
 Anacondaで日本語を選ぶと、インストール操作自体はほぼ日本語(一部英語とハングルのまま)でできる。
 Asianux 2.0の頃はXFSとReiserFSを使えるのが強みだとMiracle社が主張していたが、3では使えないようだ。Anacondaでmkfsをする時(だと思う)にインストールを続行できないエラーとか言われて再起動してしまう。

 で、まぁ、Kernel2.6.19な普通のRHEL5互換OSなのだが、ワークステーション用OSなはずなのでワークステーション用途に限ってレビューしてみると・・・・。
 Firefoxのブックマークがハングルなのにテラワロス。いや、まぁ、そうなんだろうけど。韓国内で使われるのを想定しているんだろうけど。メニューがちゃんと日本語になっている(ja_JPロケール)のにブックマークだけハングルなのが妙に間抜け。
 後、SCIMの初期設定がハングルのみになっていた(SCIMコントロールパネルから簡単に日本語にできる)。
 OpenOffice.orgが嫌いなのか、それとも容量がバカでかいのが嫌なのか、oooは入っていないようだ。

 Asianux 1.0、2.0の時もそうだったが、このウィンドウマネージャテーマってMSから訴えられたりしないのか? 1.0と2.0の時はWindows 2000までライクで、今回のこれはVistaのなんとかしゃんテーマ(詳しくはしらない)にそっくりだ。

 1.0、2.0まではKDEが標準だったと思うが、今回は2.18なGnomeが標準のようだ(KDEも入っているようだ)。また、バージョン情報の確認のために開いたので分かったが、Gnomeのヘルプなどどうでも良いところはローカライズされておらず英語のままだ。Kontactなどハングルのアプリも多い。

 細かい点でWindowsキーでGnomeメニューが開く。おもろい。でもスタートメニューがしょぼい。

 まぁ、トータルの印象としては頑張ってはいるものの少しアラが目立つというかやっぱり日本は相手にしていないのだろうなと思った。