このたび、期せずして自宅サーバーのマシンが素晴らしいのになった。

CPU : Pentium !!! 700MHz → Core i3 3.33GHz
メモリ : 512MB → 16GB
HDD : 80GB → 1TB

劇的な進化である。試行錯誤の末、結局CentOS 5.5 x86_64 + VMware Server 2.0という組み合わせで行くことにした。

試行1:VMware ESXi 4.1とカスタムoem.tgz
 どうせニューマシンのオンボードLANはカニだろうと踏んでいた。なのでIntel NICじゃないとESXiは動かないと聞いていたのでほぼあきらめていた線だったのだが、ネットを漁るとカニさんNICやPATAストレージとかESXiを改造して使っているツワモノどもが居る事を知り、その恩恵にあずからせてもらう事にしてみた。
 一見うまく動いているように見えるが・・・・何かのタイミングでNICにパケ詰まりが起こる。一旦起こるとどうやってもリカバリーできないため電源を落とすしかなくなる。どのバージョンのr8168.oを使っても遅かれ早かれパケ詰まりだ。さすがにこれでは使えない。断念。
 余談ではあるが、VMwareは仮想ハードディスクにリードオンリー独立型という設定ができる。それは電源オンで別の仮想ハードディスクファイルが作られ、電源オン中はそちらに差分だけが書き込まれていて、電源を切ると差分ディスクが削除されるので元のディスクの内容がずっと同じままというものなのだが、ESXiでそのようなディスクを作るとディスク内の全ファイルがリードオンリー属性であるような状態になってしまう。これは何故だろうか。

試行2:Vine Linux 5.2 x86_64
 で、今更VMware Server 1.0は無いだろうしメモリもたらふく積んでいるので少々Tomcatに取られてもいいやという事でVMware Server 2.0を使う事にする。そのホストOSは当然CentOSかopenSUSEになるのだろうが、それじゃ面白くない。そこであえてRedhat系亜種のVineを使おうってスンポーよ。Vineは5になってx86_64にも対応している。さくさくインストール。NICを認識はするが起動直後からパケ詰まり。どう見てもVineです。本当にありがとうございました。

試行3:CentOS 5.5 x86_64
 インストールからVMwareまで何事も起こらず完了。つまらんとかいいながら最初からこうしとけば良かった・・・・。

 VMware Server 2.0のWebインターフェースはそれなりに使える。どこかのサイトでCDにISOを使う場合はデータストア配下にコピーしとかなきゃいけないと書かれていたのでデータストアは1個しか作れないのかと思っていたら好きな場所をデータストアとして追加できるのでNASへcifsでマウントした場所をデータストアにする事でiSCSIやNFSが無くてもネットワーク越しにISOファイルなどを見る事ができる。後はESXiと同じようにデータストアビューアがあればなお良かったんだけどなぁ。まぁCentOSなのでいくらでもファイル操作のしようはあるからいいか。