もはやVMwareはUNIX系(というかXorg server 1.5あたり以降を採用しているOSやディストリビューション)では当たり前の存在と言えるのではないか。というのも、今回挙げるSolaris 11 Express snv_151aにもxf86-driver-vmwareとxf86-input-vmmouseは当たり前のようにくっついてくる。CentOS 5.5もだしVineLinux 5.2もそうだしFreeBSD 8.1もそうだ。大抵OS側がXorg用のvmwareとvmmouseを用意している。
vmware-tools(やopen-vm-tools)が無くても画面が映ってマウスが動けばいいよという場合、OS側で提供されている機能のみでまかなえてしまう。FreeBSDにいたってはPackagesコレクションにコンパイル済みのopen-vm-toolsまである。

ところで、気のせいかも知れないがSolaris 10やSolaris 11 ExpressやOpenIndianaのXorg serverはX -configureで吐かせたxorg.confをそのまま使うと仮想画面が2048×1536となんでかとてつもなくでかくなってしまう。いやいや実画面が1024×768とか1280×1024しか無いちゅうねん。Ubuntu 10.10、CentOS 4と5、Vine 4と5、FreeBSD 8.1ではScreenセクションにModes “1024×768″と書くだけで最大がそうなるんだけど。

ネットで情報をあさるとMonitorセクションにModeLineというのを書いていけば良いらしい。
HorizSync 1-10000
VertRefresh 1-10000
ModeLine “640×480” 25.175 640 656 752 800 480 490 492 525 -hsync -vsync
ModeLine “800×600” 40.00 800 840 968 1056 600 601 605 628 +hsync +vsync
ModeLine “1024×768” 65.00 1024 1048 1184 1344 748 771 777 806 -hsync -vsync
# ModeLine “1280×1024” 108.00 1280 1328 1576 1688 1024 1025 1028 1066 +hsync +vsync
↑1280×1024を使いたい時

これはWindowsで言えば解像度の設定のところのマウスで右に左に画面サイズを変えるあの一覧を手動で作るという事なのだろう。ModeLineの2つ目から解像度(ディスプレイのドット数という意味では「分解能」という言葉の方が適切な気がするのだが)、何かの周期、横横横横縦縦縦縦ナントカナントカという意味で、VMwareの画面においては解像度と最初の横と最初の縦さえ正確に入れておけば、それ以外は適当なダミーでいいらしいが試していない。とりあえずgtfコマンドで

$ gtf 1024 768 60

などとすれば良い。