FreeBSD 8.0-RELEASEがリリースされてから早3ヶ月ほど経ち、そろそろZFSに関する情報も色々ネットで散見するようになった。なかでもFixitを使ったZFSルートなインストールはなかなか興味深い(FixitというのはCDなどから起動してシェルでしこしこ手動で作業をする事らしい)。とは言えそんなヘヴィーな事はやってられませんという事で、それらをヒントにZFSをLegacyじゃなくmountする方法が分かったくらいである。
前回は/etc/rc.confにzfs_enable=”YES”を書いただけだったのでダメだったという事だそうで、/boot/loader.confにZFS_LOAD=”YES”を追加するのを合わせて行ったらうまく行った。
調べてみると、/boot/loader.confのZFS_LOAD=”YES”は、カーネルロードの後、カーネル起動の前に/boot/kernel/zfs.koを読み込むためのもので、/etc/rc.confのzfs_enable=”YES”はカーネル起動後にzfsを有功にするためのもののようだ。通りでFreeBSD 2.2.5と違ってインストーラーでカーネルセットアップが出なかったわけだ。FreeBSDは既にGENERICカーネル+カーネルモジュール形式へと進化を遂げていた。

ハードディスクを2つに分けるのは前回と同じ。2GBと残り全部のスライスを切り、スライス1は/を1GBとSWAPを1GBだ。スライス2はインストーラーでは/usrと/varと/home(ダミー)で512M-512M-残り全部として一旦UFS2で取る。インストールした後でまず/homeをつぶしてzpoolにした後/usrと/varをコピーしてつぶしてzpoolに加える事で、最終的にスライス2が全部zpoolになるというスンポーだ。

/usrと/varと/homeと/tmpをZFS化してからfreebsd-updateとportsnapでどんどこどんどこ入れていく。お次はhaldとdbusとやらをお勉強してGnome2.26な環境を整えたい所存でござる。