なんとも、すごいね。Xを起動するところでさんざんハマったくせにXが起動した後はさくさく小判である。FreeBSDってこんなに楽チンだったのか。

今EpiphanyというGnome2.26の一部なのであろうブラウザからこれを書き込んでいるが、haldとdbusをえっちらおっちら試行錯誤して、とりあえず動かせるところまで行った。

ハマりポイント1:Xが起動しない1
まぁこれはほぼVMwareによるというか私がVMwareの特性を知らなかったからなのであるが、8.0-RELEASEのPackageからx-org-server-1.6.1とxf86-video-vmwareとxf86-input-vmmouseをインストール。ところが起動しない。なぜだ。なぜなんだ。/var/log/Xorg.0.logによるとvmmouseなのにも関わらずmouseドライバーを探そうとしていて見つからないのでエラー終了していた。ありとあらゆる事をした。時間にして5人日は消費した。くじけた。マウスドライバが欲しいなら入れてやろうじゃねえか。もう一度xf86-input-vmmouseをインストール。そしたらあっさり動いた(・・;)。

ハマりポイント2:Xが起動しない2
解像度が800×600なので若干不満だ。1024×768にしたい。だが、どのようにxorg.confを書き換えても、良くて800×600で起動、悪くてエラー終了。これはネットで検索したらすぐ情報が見つかった。MonitorセクションにHorizSync 1-10000とVertRefresh 1-10000とする事で事実上どんな風にも対応できるそうな。やったら本当にあっさり1024×768にできた。

ハマりポイント3:キーボードが英語になっている
これもすぐ情報は見つかる。/usr/local/etc/hal/fdi/policyにx11-input.fdiというファイルを作成し、以下のように入力する。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<deviceinfo version="0.2">
 <device>
 <match key="info.capabilities" contains="input.keyboard">
 <merge key="input.x11_options.XkbRules" type="string">xorg</merge>
 <merge key="input.x11_options.XkbModel" type="string">jp106</merge>
 <merge key="input.x11_options.XkbLayout" type="string">jp</merge>
 </match>
 </device>
</deviceinfo>

これが有効になっているかどうかはlshalでキーボードっぽいところを確認すれば良い。マウスについてはPackageのxf86-input-vmmouseを入れれば/usr/local/share/hal/fdi/policy/20thirdparty/11-x11-vmmouse.fdiなるファイルが置き換わってFreeBSD 8.0-RELEASEのhaldにマッチするようになる模様。

Xさえ起動しちまえば後はGnome2入れてja-font-ipa入れて、お、なんだVLゴシックもあるじゃん、これも入れて、IPA UI ゴシックなんてものもある、これも入れる。日本語はscim-anthyでいいか。
/etc/rc.confにexport gdm_lang=”ja_JP.UTF-8″とgdm_enable=”YES”を加えて再起動~。超簡単。Vine Linux 5.0に匹敵する簡単さである。あ~Gnome 2.26はいいなぁ。しばらくこれで動かせそうだ。