RHEL5は5.5くらいからext4をサポートしているとの事。であればこれからRHEL5を新規インストールする時はrootをext4で作りたい。うむ。
ネットを漁ると、「anacondaがext4をサポートしていない」とか「DVDから起動時にBoot: linux ext4とするとanacondaでext4が使えるけどインストールが終わって再起動した後に起動できない」などと書かれている。うむむ。
ところで、anacondaはXの画面でインストールできるしスゲーんだが、何がスゲーかと言ってAlt+F2を押すとシェル(bash?)の仮想コンソールを開く事ができる。もちろんrootで動いている。つまりCDから起動したOSのインストール中にそのインストールプロセスにちょっかいをかける事ができるわけだ。さすがLinux、スゲーぜ。まぁWindowsもNT4や2000やXPのインストールの時にShift+F10でコマンドプロンプトを出す事ができるけど。
RHEL5.7のDVDで起動してディスクレイアウトの前まで(サブスクリプション番号を入れるところ)きたところでAlt+F2を押してシェルに入り、mkfsでTAB補完させてみたらあったよありましたよmkfs.ext4。そこでfdiskでパーティションを切り、lvmでPV、VG、LVを切り、/になる予定のLVにmkfs.ext4を行う。ext4以外は後でファイルシステムを作成できるのでここでやらなくても良い。ファイルシステムの作成が終わったらAlt+F6でanacondaに戻る。サブスクリプション番号を入れてディスクのレイアウトをカスタムレイアウトにして次へ進むと・・・・キター。先ほどシェルで切ったパーティションとLVMが普通に有効になっており、かつext4のところはちゃんとext4と表示されている。後はそいつのマウントポイントを/にして、フォーマットはしない設定にしておく。警告が出るが無視無視。そのまま普通にインストール完了。再起動もOK。/etc/fstabもext4になってるのよさ。

さて、もうRHEL5の30day eval終わっちゃってるんだよね・・・・。普通のご家庭で年間3万5千のサブスクリプションはさすがに痛い。勉強代なのでけちってもしょうがないし冷静に考えたらWindows 7 Ultimateリテールとほぼ同額だけど。
で、たちまちUpdatesは諦めてDVDの中だけでyumできるようにしておく。RHEL5.7の場合はDVDの中にServer、VT、Cluster、ClusterStorageという4つのリポジトリーが入っている。で、DVDを/misc/cdにマウントしたらyumできるようにするわけだ。以下のようなファイルを作成する。/misc/cdというのはautomount(RHEL5.7標準の/etc/auto.misc)を意識している。
~~~~/etc/yum.repo.d/dvd.repo~~~~

[core-dvd]
name=Local DVD Core Repo
baseurl=file:///misc/cd/Server/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///misc/cd/RPM-GPG-KEY-redhat-release
enabled=0

[cluster-dvd]
name=Local DVD Cluster Repo
baseurl=file:///misc/cd/Cluster/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///misc/cd/RPM-GPG-KEY-redhat-release
enabled=0

[cs-dvd]
name=Local DVD Cluster Storage Repo
baseurl=file:///misc/cd/ClusterStorage/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///misc/cd/RPM-GPG-KEY-redhat-release
enabled=0

[vt-dvd]
name=Local DVD Virtualization Repo
baseurl=file:///misc/cd/VT/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///misc/cd/RPM-GPG-KEY-redhat-release
enabled=0

enabled=0で普段は使わないようにしておく。使いたい時は/misc/cdにマウントして

# yum --enablerepo="*-dvd" list

などとすると4つのリポジトリーが有効になる。

# alias yumdvd='yum --enablerepo="*-dvd"'

とするとちょっと便利。

ついでにRHEL6版はこんな感じか。
~~~~/etc/yum.repos.d/dvd.repo~~~~

[core-dvd]
name=Local DVD Core Repo
baseurl=file:///misc/cd/Server/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///misc/cd/RPM-GPG-KEY-redhat-release
enabled=0

[ha-dvd]
name=Local DVD High Availability Repo
baseurl=file:///misc/cd/HighAvailability/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///misc/cd/RPM-GPG-KEY-redhat-release
enabled=0

[lb-dvd]
name=Local DVD LoadBalancer Repo
baseurl=file:///misc/cd/LoadBalancer/
gpgcheck=1
gpgkey=file:///misc/cd/RPM-GPG-KEY-redhat-release
enabled=0

[rs-dvd]
name=Local DVD Resilient Storage Repo
baseurl=file:///misc/cd/ResilientStorage
gpgcheck=1
gpgkey=file:///misc/cd/RPM-GPG-KEY-redhat-release
enabled=0

[sfs-dvd]
name=Local DVD Scalable File System Repo
baseurl=file:///misc/cd/ScalableFileSystem
gpgcheck=1
gpgkey=file:///misc/cd/RPM-GPG-KEY-redhat-release
enabled=0